・不動産収入は介護費用の心強い原資になるが、管理の手間と責任も増える
・収支を記録し、いつでもきょうだいに説明できる状態にしておくことが重要
・確定申告など、収入がある以上は税務上の対応も必要になる
父には所有する不動産からの家賃収入がありました。介護費用の原資として助かる一方で、収入があるがゆえに管理の負担や、きょうだいとの関係で気をつけるべき点も増えました。
不動産収入があることのメリット
年金や貯金だけに頼らず、家賃収入という継続的な収入源があることは、介護費用を考える上で大きな安心材料でした。
急な出費が発生しても、ある程度の余裕を持って対応できています。
一方で増える管理の手間
不動産収入がある場合、単純に「お金が入ってくる」だけでは終わりません。
・入居者とのやり取り(管理会社に委託している場合はその窓口対応)
・固定資産税や修繕費など、収入に対する支出の管理
・確定申告など、税務上の手続き
これらを親に代わって管理する立場になると、通常の介護費用の管理以上に、把握しておくべき情報量が増えます。
きょうだいへの説明責任がより重くなる
不動産収入があるということは、それだけ「管理している側が把握している情報」と「きょうだいが把握している情報」の差が大きくなる、ということでもあります。
我が家では、家賃収入・支出の記録を、介護費用の記録と同様に整理し、いつ聞かれても説明できる状態を保つよう意識しています。
実際に気をつけていること
・家賃収入の入出金を、介護費用の口座とできるだけ分けて管理する
・修繕・税金など、まとまった支出が発生するタイミングをあらかじめ把握しておく
・確定申告は、税理士に相談しながら正確に行う(自己判断でのミスを避けるため)
「収入があるからこそ」の慎重さ
不動産収入がある家庭は、ない家庭に比べて相続財産も複雑になりがちです。
収入・支出の透明性を保っておくことは、将来の相続の話し合いをスムーズにする意味でも重要だと感じています。
管理を任されている側は、記録と説明責任を果たす意識を持つことで、後々のトラブルを防ぎやすくなります。
次回は、「寄与分」を主張された経験を踏まえ、きょうだい間で相続の話が進まないときにまず整理すべきことについて書きます。
(本記事は個人の体験に基づく情報整理です。税務・法律上の対応は税理士・専門家にご相談ください。)


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